常緑樹106 腹の立つこと その二

 前回、タクシーの運転マナーについて腹が立ったと書きました。つまらないことに怒っているのか俺は、と反省しかかっていましたが、何人かの方が「同じように感じる」と言ってくれ、ホッとしました。タクシードライバーの方からも、「自分たちから見ても眉をひそめたくなる運転をするタクシーが増え、怒りたくなるのはしょっちゅうですよ」と聞かされました。事故が起きてからでは遅すぎます。どうか一層の安全運転をお願いします。もちろん私も心します。
 腹の立つこと二ですが、まずは身近なこと。これは腹立ちというよりは自分の身に起こったことへの苛立ちです。それは、紙が上手くめくれなくなったのです。乾燥のためか、加齢で脂分が減ったのか、指先が滑るのでイライラしています。この季節でもそうだから、冬になったらどうなるのか心配です。調べてみるとクリームや昔ながらの指サックなどいろいろな商品が売られているので、同じ悩みの人がたくさんいらっしゃるのかもしれません。ペロッと指先を舐めるのは止めた方がよさそうですが、わざわざクリームを塗る気にもならず、しばらくイライラが続きそうです。
 さて、コンビニは、ほとんどのものが手に入るし、夜遅くても開いているので本当に便利ですね。先日あるお店で、客が何人か待っているのに、タラタラしている店員に当たりました。客が皆イライラしているのが分かり、もう少し手際よく仕事しろよと声に出しそうになりました。こいつは嫌々仕事しているなぁ、と思ったものです。イヤイヤでタラタラはイライラを生むのです。
 以来あの店には行きません。すぐそばに別系列の店があり困らないのです。そこでもちょうど手際の悪い女店員さんがいましたが、初心者マークのワッペンが名札に貼られています。一生懸命なのが分かり、隣に立つ先輩が、「まだ不慣れなので勘弁してやってください」とよいタイミングで声もかかりました。
 東京でコンビニに寄ったら外国人の店員さんばかりで驚いたことがあります。彼らも皆一生懸命に見えました。一生懸命やっている限り、嫌々には見えないし、待つのも苦にならず、皆ゆったりと並んでいました。
 それにしてもコンビニは大変。すぐそばに競合店が出てくるし、ひどいときは同系列の店までそばに出て来ることがあるそうです。24時間開けなければいけないのもきつい。人手不足の中、ようやく雇ったアルバイトは自分のいないところでは嫌々に見える仕事ぶりで、それだけで間違いなく客が一人減ってしまう。オーナーさん、クタクタでしょうが、負けないでください。