常緑樹102 准高齢者、高齢者、超高齢者。

  本年もどうぞよろしくお願いします。新年を迎えまた一つ年をとってしまいました、ってそれは数え年の時代のことですね。しかし誕生日まで年をとらないとしても間違いなく時間が過ぎていくわけですからしみじみするというものです。
  そんな新春早々、「現在65歳以上とされている高齢者の定義を75歳以上に引き上げるべきだ」と日本老年学会が提言したというニュースが駆け巡りました。また、これに伴い65〜74歳は準備期間として新たに准高齢者に、そして90歳以上を超高齢者とするとのことです。高齢者の年齢に法律上の定義はなく、昭和31年ごろから事実上、65歳以上の人を高齢者と位置づけてきたそうです。日本人の平均寿命は、当時男性が63・59歳、女性が67・54歳だったものが、その後の食生活の改善や医療の進歩などで延び続け、平成27年には、男性が80・79歳、女性が87・05歳です。確かに大きく寿命が延びています。後期高齢者という呼び名よりは良いように思います。ただし、多くの人が懸念するとおり、社会保障が改悪されないことが前提だし、働く場所が見つかるかも心配です。寝たきりの方や外に出られない方もたくさんいらっしゃいます。元気だからこそ外に出てこられるから、元気な高齢者が目立つということも言えます。
  本誌の100号達成の際には多くの方がお祝いに駆けつけてくださいましたが、80歳以上の方が4人いらっしゃいました。最も遠くからのKさんは83歳、若い時分からの大親分で、頭が上がりません。今でも九州から東京大阪へ出向き、大いに活躍しているそうで、小うるさいことで有名ですが、元気の塊です。
  ロータリークラブの大先輩Sさんは、本誌を読みいつも耳の痛い指摘をくださいますが、熱心に読んでくださっている証と謹んで拝聴しています。
  かつて表紙を描いてくださった徳丸滋ご夫妻も益々お元気で、毎日ブログやFBにニセコの風景や小動物などの写真やスケッチを紹介してくださいます。本場でもあり何回もスキーに行くそうですが、お二人とも姿勢がピシッとしていていつも目をみはります。今号対談のピアニスト野瀬栄進さんもジャズ好きの徳丸先生のお友達です。
  私は締め切り直前になり、毎度ぎりぎりまで大童の日々です。エンジンのかかりも悪く、かかってもターボが効くまで時間がかかるようになり、年のせいだと言い訳していました。
  サミュエル・ウルマンの「青春の詩」を改めて思い出します。「年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる」という言葉が大切だと痛感しています。